- コロナで就活はどうなるの?
- 21年卒の就活生はどうすべき?
こんな疑問を解決していきます。
2020年3月1日。今日は就活解禁日です。
そわそわしている就活生も多いでしょう。
ただ、最近になって就活状況は一変しました。
コロナウイルスによる就活への影響です。
不測の事態に、就活生・企業の双方が混乱状態にあります。
例年と違うことが起こるのは不安ですよね。
僕も3.11の東日本大震災の時に高校卒業と大学入学のタイミングだったので、慌ただしかった記憶があります。
僕は学生時代に就活を経験し、現在人事としての仕事も行っています。
そんな僕が、今回のコロナウイルスによる現状と対策について解説していきます。
記事の内容はこちら
- コロナウイルスによる就活への影響
- 学生が取るべき対策
- WEB面接の対策法
就活にもコロナウイルスの影響はあるの?
就活にもコロナウイルスの影響は出ているのでしょうか?
結論から言うと、かなりの影響が出ています。
2020年2月26日〜27日にかけて、株式会社ジェイックが「【21卒対象】新型コロナウィルスの感染拡大に関する就活意識調査」を行いました。
「コロナウイルスによる就活への影響はあったか?」というアンケートの回答結果はこちら。
『回答者244名のうち、「現状、何の影響も受けていない」は25名(10.2%)』とのこと。
上記の結果から、就活生の約9割がコロナウイルスの影響を受けていることがわかります。
コロナによる影響って具体的に何?
実際、どのような影響があったのでしょうか。
具体的には以下の通りです。
- 合同説明会の中止/延期
- 会社説明会の中止/延期
- WEB面接への対策が必要な可能性あり
様々なイベントやライブで、中止が発表されました。
全国の小中高でも休校が要請される程の異常事態です。
それに伴い、企業の勤務体系もテレワークに移行する動きがあります。
>>テレワークで働き方改革が加速する。コロナ対策としても注目!
>>リモートワークはツールを駆使しよう! 生産性UP間違いなし
「大勢の人が集まるイベント」に該当する就職説明会も同様。
中止や延期を余儀なくされています。
また、説明会や面接をWEBで行う動きも広まっています。
学生は「対面での就活」に加えて、「WEBでの就活」に備える必要も出てきました。
就活生が取るべき対策
コロナウイルスにより、就活事情が大きく変化しています。
こうした中、就活生が取るべき対策とはなんでしょうか?
あさがくナビをチェックする
合説の多くは中止を発表している状況です。
しかし中には3月以降も合説実施を発表している企業も。
例えば、株式会社学情が運営する「あさがくナビ」。
2020年3月1日現在、東京都で予定されていてまだ参加予約のできる就活イベントは以下の通りです。
- 3月24日(火)10:30~17:00
「就職博」新宿エルタワー(30階) -
3月25日(水)10:30~17:00「就職博」新宿エルタワー(30階)
-
3月26日(木)10:30~17:00「就職博」新宿エルタワー(30階)
詳細についてはこちらから。
>>就職博[東京:3/24(火)・25(水)・26(木)]
イベント開催にあたってのコロナ対策はこちら。
- スタッフ:マスク着用の可能性あり
- 参加者:手洗い・咳エチケット
詳細は以下からご確認ください。
>>「イベントにおける新型コロナウイルス感染症への対策について」
WEBエントリーシートを作成する
WEBエントリーシートとは、ネットで提出できるESのこと。
紙との違いや知っておくべきポイントについては、以下の記事がわかりやすく書いてくれています。
>>WEBエントリーシート(ES)紙との違いや、知っておくべきポイントとは
ESは学生が企業との面接を進めていくための最初の接触ポイント。
WEB版になっても、その重要度は変わりません。
WEBエントリーシートを導入しているのは、例えば以下のサイトです。
- あさがくナビ(学情)
- リクナビ(オープンES)
- JOBRASS(ジョブラス/アイデム)
- offerbox(オファーボックス/iplug)
こうした逆求人型サイトには積極的に登録しましょう。
また、WEBエントリーシートを活用すると、次のようなステップで工程が進みます。
- 学生:WEBエントリーシートを提出
- 企業:WEBエントリーシートを読む
- 企業:説明会や選考にオファーを出す
合説が中止になった分の時間は、WEBエントリーシートの作成に充てましょう。
WEB面接対策をする
コロナ対策もあり、対面での接触を避ける動きがあります。そこで今後、WEB面接が急激に広まっていくことが予想されます。
通常の面接とWEB面接で大きく変わるのは、面接時の環境。多くの就活生は、自宅でWEB面接を行うことになるでしょう。
自宅でWEB面接を行うことを想定した上で、やるべき準備をリストアップしました。
最低限、以下のことをやっておきましょう。
- 部屋を片付ける
- 面接時に部屋に入らないよう家族に連絡する
- 面接時の通信環境を確認する
部屋を片付ける
背景がごちゃごちゃしていると気になりますよね。
面接をしていても、細かいところが気になることはよくあります。
背景をスッキリさせて、面接官の視線を自分へ向けましょう。
画面越しに映る範囲は意外と広いです。
散らかっているのは論外ですので、せめて画面に映る範囲だけでも片付けておきましょうね。
面接時に部屋に入らないよう家族に連絡する
大事な面接中、「ごはんよ〜」と母親が入ってきたら台無しですよね。
和やかな雰囲気になる可能性もゼロではないです。
しかし、不合格になるリスクはなるべく排除したいもの。
実家等の場合、「◯時〜◯時は大事な面接だから、部屋に入らないでね」と事前に伝えておきましょう。
入らなくても、部屋の外から呼びかけるのも控えてもらった方が良いですね。
面接時の通信環境を確認する
WEB面接時に怖いのが、通信環境が悪くて面接が中断してしまうこと。
いくら良いやり取りができたとしても、「何度も接続が途切れてしまって良い印象を残せなかった」となったら悔しいですよね。
そうならないよう、自宅のネット環境は事前にチェックしておくのがベストです。
もし現在ネット環境がないのであれば、レンタル会議室等を借りるか大学などで使えるスペースがないか探してみましょう。
企業側の新たな動き
今回の就活は企業にとっても不測の事態。
対応に追われている企業も多いと思います。
そんな中、注目すべき動きがありました。
トゥモローゲート株式会社の代表取締役、西崎康平さんのツイートです。
前代未聞のオンライン合同説明会
「#ブラックなエキスポ2021」開催3月1日 11時〜 日曜日
当日僕のツイートのリプライ欄にツイッターライブのURLを貼り付けていただければ全社員で拡散します。
参加企業募集します。参加費無料。
〈企業参加申し込みフォーム〉https://t.co/CSBUi9hOOQ pic.twitter.com/obKqltxo1R
— 西崎康平@ブラックな社長 (@koheinishizaki) February 27, 2020
「様々な企業の会社説明会をオンラインで行う」という前代未聞の試み。
リアルタイムでの合説は終わってしまいましたが、アーカイブは観れます。参加できなかった人もこちらからぜひご覧ください。
オンライン合同説明会
「ブラックなエキスポ2021」開幕!〈参画企業一覧〉https://t.co/HXgOGFIy1b
リプライ欄にはオモシロイ企業がズラリ。ブース番号をTwitterで検索すればすぐに見たい会社にアクセス可能。
場所も、時間も、関係ない。
ここから新しい就活がはじまります。— 西崎康平@ブラックな社長 (@koheinishizaki) March 1, 2020
就活でのコロナ対策まとめ
合説イベント中止などの影響で、就活生の約9割にコロナウイルスの影響が出ていることがわかりました。
就活生がコロナ対策として取るべき方法をまとめた結果が以下の通りとなります。
- あさがくナビをチェックする
- WEBエントリーシートを作成する
- WEB面接対策をする
→部屋を片付ける
→面接時に家族が部屋に入らないようにする
→面接時の通信環境を確認する - 「ブラックなエキスポ2021」をチェックする
就活生にとって、急な事態すぎて混乱してしまいますよね……。
コロナウイルスの影響は、少なくともあと2週間は続く見込みです。
その間にできることをしていきましょう。
この記事が、就活生のあなたの悩みを解決できましたら幸いです。