近年よく耳にする「ワークライフバランス」という言葉。
意味はなんとなくわかるという人は多くても、具体的に実践している企業は少ないですよね。
ワークライフバランスって結局なんなの?
具体的に何をやるの?どうなるの?
ワークライフバランスを5年間高めている僕が、そんな疑問に答えます。
この記事を読めば、以下のことができるようになります。
- ワークライフバランスを正しく理解できる
- もっと楽しい人生を送る方法を知ることができる
ワークライフバランスって何?
まずはじめに、ワークライフバランスと聞いてどんなイメージを持ちますか?
残業禁止!19時以降はオフィス完全消灯!
みたいな感じ?
「残業を禁止して強制的に帰らせる」
これがワークライフバランスだと思ってる人、結構多いんじゃないですか?
実はそれ、間違っています。
政府広報オンラインでは、以下のように定義されています。
皆さんは、「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」という言葉をご存じですか?働くすべての方々が、「仕事」と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった「仕事以外の生活」との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方のことです。
ワークライフバランス。
これは「仕事」と「仕事以外の生活」、両方を充実させる働き方や生き方のことを指しています。
「プライベートのために仕事時間を削減しよう」という意味ではありません。
プライベートを楽しむことによって仕事への活力となり、仕事を順調に進めることによってプライベートが充実する。
そんな相乗効果を目的とするのが、このワークライフバランスの本質です。
ワークライフバランスが必要な理由とは
ワークライフバランスはなぜ必要なのでしょうか?
もちろんワークライフバランス自体はとても素晴らしい取り組み。
でもなぜ今なのか。なぜこのタイミングなのか。
A.企業のいま抱えてる課題解決に必要だったから
就活でも"売り手市場"となって、就活生の奪い合いになるような状況です。
そんな状況を解決するために必要だったのが、ワークライフバランスだったんですね。
ワークライフバランスの本質って何?
「プライベートのために仕事時間を短くしよう」というのは、なんとなく良いことのように思えます。
でもそれが本質的な解決になるのでしょうか?
答えはもちろんNOですよね。
時間を減らすのは本質的な解決になりません。
仕事量が変わらないのに終業時刻だけカッチリ決めても仕事は終わらないですよね?
むしろ仕事を持ち帰って家やカフェで残業するというもっとブラックな方向へ……。
それでは意味がありませんね。
それよりもみんなが協力する方が大事。
本当に大事なのは、働き方を効率化してひとりひとりの負担を減らすことです。
内閣府による「10の実践」って?
働き方を効率化するといっても、具体的にどうすればいいのでしょうか?
内閣府から、ワークライフバランスの実現に向けた「10の実践」が発表されました。
簡単にその10箇条をまとめます。
- 会議のムダをなくす
- 社内資料を削減する
- 書類を整理整頓する
- マニュアル化を徹底
- 労働時間管理とコミュニケーションの強化
- 業務を分担する
- 担当以外の業務を知って助け合う
- スケジュール共有して助け合う
- 集中する「がんばるタイム」を設定する
- 仕事効率術の共有や研修を行う
一言でまとめると、ムダをなくして効率化して助け合おうというイメージです。
めちゃくちゃざっくりとまとめました(笑)
少し内容をかいつまんで補足していきます。
会議のムダ・資料のムダについては以下の記事で触れてますね。
要するにムダを排除してルールを決めようということです。
詳しくはこちらをご覧ください。
>>会議効率化を図る7つのルール 夜ふかし形式で議題を決める!?
書類の整理整頓について、内閣府の提案では「書類を整理して探す手間を省こう」とありました。
これにもうひとつ付け加えるなら、ペーパーレス化をおすすめします。
PDF管理にすれば検索して一発でヒットするし、書類を置くスペースも削減できます。
オフィスに来て大量のスキャンを代わりにやってくれるスキャンマンがおすすめです。
マニュアル化を進めるのであれば、Teachme Bizを使いましょう。
画像とテキストでめちゃくちゃわかりやすいマニュアルが作れます。
他にも便利なサービスはたくさんあるのですが、それはまた別の記事で紹介しますね。
「効率化がワークライフバランスの鍵!相乗効果で人生を2倍楽しもう」まとめ
- ワークライフバランスとは、仕事とプライベートの両方を充実させる働き方や生き方のこと
- 仕事とプライベートのどちらも楽しむことで相乗効果が生まれる
- 労働時間を減らすだけでは、問題は解決しない
- ワークライフバランスに必要なのは業務の効率化
- 内閣府がワークライフバランスを実現する「10の実践」を掲げている
- 「10の実践」を簡単にまとめると、「ムダをなくして効率化して助け合おう」
業務の効率化で、ワークライフバランスを実現しよう
うちの職場はかなり効率化された環境で、働きやすくて助かっています(笑)
僕は新卒1年目のとき、仕事やりながらミュージカルに出演していました。
これも職場と効率化のおかげです。感謝しています。
その他にも、毎年夏になると無人島に行ったり、冬になるとサンタさんとして子供たちにプレゼントを配るボランティアをしています。
カメラが趣味で、写真集作って売ったりもしています。
趣味を満喫していると仕事に対するモチベーションも上がるので、QOLも高まりますね。
ワークライフバランスの実現に向けて取り組んでいる企業は、現状多くありません。
改善する流れをつくるか、もっと働きやすい職場に転職するかのどちらかをおすすめします。
人生は一度きり。どうせなら仕事もプライベートも思いっきり楽しみましょう!
あなたの人生をより楽しいものにできるよう、この記事が役に立てましたら幸いです。